少年「アヤカシノート」
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166: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 02:47:20.14 ID:OOuoymdI0
ーーー翌日 学校ーーー

猫又娘「妖禍子(アヤカシ)…って言うんだ…」

包帯少女「うん。で、これが今話してた本」トリダシ

猫又娘「ほほぉ」ペラペラ

猫又娘「……お、私が載ってる」

包帯少女「そ。ついでに猫又娘さんが何者かもはっきりしたね」

猫又娘「ついで扱いなのぉ?」

包帯少女「……でも、これでやっと色々見えてきた」

猫又娘「…そだね」

猫又娘「しっかし、トドノツマリ様は守り神だったんね。あの神社に何かが住んでるのは感じてたけど、土地神様だとは……」

包帯少女「まだそうと決まったわけじゃないよ。あくまでも伝聞でしかないから、だから…」

包帯少女「南町神社に行って、確かめてこよう」

包帯少女(なんだかんだで避けてきてしまっていたあの場所…)

猫又娘「……怖い顔してるよ」

猫又娘「少女さんが無理して向かうくらいなら、私だけで見てこよっか?」

包帯少女「ううん。ぼくも行く。あそこに何があるのか、ちゃんと自分で見てこないと」



二つ編み「……」トットットッ



猫又娘「あ、戻ってきた!」

二つ編み「もう昨日の話は共有出来た?」

猫又娘「バッチリです!」

包帯少女「ありがとね。二つ編みさんのおかげで大分筋道が立てられるようになった」

二つ編み「わたしも早く元の日常に戻りたいだけよ」

包帯少女(…元に戻っても、友達のままでいられるよね)

包帯少女「それで、昨日あの後連絡はあったの?」

二つ編み「?何のこと?」

包帯少女「妖禍子について書かれた本が見つかったら追って伝えるって、約束してたでしょ?」

二つ編み「……?…誰と?」

包帯少女「誰って…おばあさんだよ。古書店の、二つ編みさんのおばあちゃん」

二つ編み「おばあちゃん……祖母?」

包帯少女「そう」





二つ編み「わたし、会ったこともないわよ?」







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