少年「アヤカシノート」
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160: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 02:31:37.29 ID:OOuoymdI0

老婆「ばあちゃんの周りにも居ったよ?やれ辛抱強く願ったら叶えてくれたって叫んでたっけね」

老婆「その人は身長が欲しいと言ってて…事実、20過ぎにも関わらずそれから不自然なくらい背丈が伸びてってねぇ」

老婆「ま、異性に注目されたいなんちゅうしょうもない動機やったらしいけども」

包帯少女「…不思議、ではありますね」

包帯少女(……)

包帯少女「あともう一個。…願いを聞いてもらうと世界に災いがもたらされる…なんて話も聞きました」

老婆「災い?そんなはずないさ」

老婆「トドノツマリ様は、うちらの守り神なんじゃからの」

二つ編み「守り神…」

老婆「遠い昔からずー…っと、あの神社のお社でこの町を見守って下さっとるんじゃ」

老婆「ばあちゃんはそう言い聞かせられて、育ったものよ」

包帯少女「……」

二つ編み「……」

包帯少女「……妖禍子が封じられたのも神社、トドノツマリ様が町を見守ってる場所も神社……」

包帯少女「何か、関係があるのかな…」

老婆「悪い妖禍子が出てこないように見張ってくれとる……というのが有力さね」

老婆「妖禍子に悪いも何も無いと思うんじゃけどねぇ…」

包帯少女(……トドノツマリ様に、神社に、妖禍子に……そして、生き返ったぼく)

包帯少女(あの時、少年君は……もしかして……)

老婆「けんども、少女さん、妖禍子を見たんじゃもんなぁ」

包帯少女「そう、ですね。夜になると、たくさん徘徊してるんです」

老婆「…もし真実なら、あるいは…」





老婆「神社に、良くないことが起きとるのかもねぇ……」







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