少年「アヤカシノート」
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153: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 02:15:33.26 ID:OOuoymdI0
ーーー古書店ーーー

二つ編み「──おばあちゃん、居る?」



...ガララ



老婆「おや…二つ編みちゃん、いらっしゃい」

二つ編み「あのね、今ちょっとした調べ物してて。ここの本、少し読ませてもらってもいいかな?」

包帯少女(口調が柔らかい……意外におばあちゃん子?)

老婆「ええよええよ遠慮せんで。…そちらはお友達かい?」

包帯少女「あ…はい、そうです。不躾なお願いなのに、ありがとうございます」

老婆「しっかりしとるのぉ。気にしなくてええけんの」

老婆「気の済むまで見てっておくれ」ニッコリ



.........





ガサゴソ

二つ編み「……」パラパラ

ガサッ

包帯少女「……んー……」ペラ...

二つ編み「……」パララ

二つ編み「……これは違う?」スッ

包帯少女「ん?…違うね」

二つ編み「はー……これだけ探しても見つからないなんて」

包帯少女「知らなくてよかったような言い伝えなら嫌になるほどあったのにね…」

二つ編み「どれも昔教えて貰ったのばっかりよ」

包帯少女「昔?」



老婆「調べ物は順調かねぇ?」



二つ編み「おばあちゃん……あんまり進んでないの…」

老婆「そうかい……」

老婆「あれま。懐かしいねぇ」

老婆「物の怪、妖怪の本。…二つ編みちゃんの小さかった頃、たくさんお話聞かせたっけねぇ」

二つ編み「うん……覚えてる」

老婆「あんまり怖がらせると夜外に出たがらなくなるもんだから、おうちに帰るのも一苦労だったわね」

二つ編み「そ、そういうのはいいから!」

包帯少女(…なんだか、楽しそう)



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