少年「アヤカシノート」
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151: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 02:13:05.28 ID:OOuoymdI0
ーーー翌日放課後 校門前ーーー

包帯少女「……」スッ..スッ(スマホいじってる)

タッタッタッ

二つ編み「お待たせ。行きましょうか」

包帯少女「…本当に来れたんだね。補習は平気だったの?」テクテク

二つ編み「ちょっと先生に頼み込んで、プリント繰り上げて終わらせたのよ」テクテク

包帯少女「そんなこと出来たんだ」

二つ編み「…えぇ」

二つ編み(元々成績"だけ"は良かったから…特別処遇ね。こういう時だけは助かる)

包帯少女「でも今日補習の日だったなんてね……猫又娘さん、律儀に出席しちゃうから…」

二つ編み「あの子ただでさえ教師に目付けられてるものね。…さっき補習室出る時すごい目で見てきたけど」

包帯少女「今日分かったことは後でちゃんと教えるって言っといたのに」

二つ編み「…なんか好奇心旺盛な子供を見てるみたい」

包帯少女「言えてる」クスッ

二つ編み「……」

包帯少女「……」

二つ編み(………)

二つ編み「……ねぇ、その包帯」

二つ編み「それも例の怪物にやられたの?」

包帯少女「……これはちょっと違うと思ってる」

包帯少女「あいつらに触れたりするとすごい痛み出すの。それが尾を引いちゃって……着けてないと不安になるようになっちゃった」

二つ編み「…始まりはやっぱり2週間前の日曜日なのよね?」

包帯少女「そう」

二つ編み「……全部その日が……いえ、でもそこに固執するのも……もしかして見えているものが全てとは……」ブツブツ

二つ編み「──その前の日、土曜日あたりに何か変わったことはなかった?」

包帯少女「っ…!」

包帯少女(……)

二つ編み「……聞こえてる?」

包帯少女「…うん」

包帯少女「なかったよ、特に」

二つ編み「………」

包帯少女「………」



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