少年「アヤカシノート」
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149: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 02:04:44.72 ID:OOuoymdI0

包帯少女「でも、そんなのどう探していけばいいのかな」

包帯少女「トドノツマリ様みたいな噂になってるとして、一人ずつ聞き込みをしていく…くらい?」

猫又娘「それなら私に任せて!人を集めるのは得意なのですよ!」

二つ編み「いいえ。それは最終手段くらいでいいと思う」

二つ編み「わたしのおばあ……祖母が経営してる古書店があるのよ。多分そこならローカルな言い伝えとかある程度は調べられるはず」

猫又娘(!…私のことも載ってるんかな)

二つ編み「あ。…ごめんなさい、それは明日でもいいかしら」

包帯少女「ぼくは構わないよ」

猫又娘「そういえば二つ編みさんいっつも早々と帰ってるよね。習い事か何か?」

二つ編み「いえ…うち、親が少し厳しいから…」

包帯少女(……)

猫又娘「……その顔!」

二つ編み「え…?」

猫又娘「さては普段からずっとそういう暗い顔してるでしょ」

猫又娘「二つ編みさんがオニたちの影響を受けてるの、案外そういう気の持ちようのせいだったりするんじゃない?」

猫又娘「笑顔は万病の薬だよ!無理矢理でも笑えば、楽しくなってくるよ!」

猫又娘「こうやって!」ニーッ

二つ編み「何の話…」

猫又娘「ほらほら」

二つ編み「……」

包帯少女「……そこまで。二つ編みさん困ってるから」

包帯少女「引き留めてごめん。急いでるんだよね?また明日よろしく」

二つ編み「…そう、ね」

二つ編み(…!もうこんな時間…!)

二つ編み「先に帰るわね、さよなら…!」



スタスタスタ...



猫又娘「……あーあ、結局笑った顔見れなかったなー」

包帯少女「見境ないよね、あなた」

猫又娘「んー?そうは言うけど、あの子は特別だよ。だって」



猫又娘「──二つ編みさんの笑顔、今まで一回も見たことないんだもん」



包帯少女「…!」

包帯少女「……そういうとこ、尊敬するよ」

猫又娘「ほんと?やったっ」







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