136: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/28(月) 01:05:30.14 ID:OOuoymdI0
猫又娘「さーてと」
包帯少女「……」
猫又娘「…やっと、二人きりになれたね、少女ちゃん…//」
包帯少女「また尻尾掴まれたい?」
猫又娘「真面目にやりますはい」
包帯少女「…第1回作戦会議…って感じでいいの?」
猫又娘「イエス!今日はまず、情報の整理から始めたいかな」
包帯少女「というと?」
猫又娘「私のことはある程度話したよね?だからお次は、少女さんがなんであの化け物と戦ってるのかを知りたいな」
包帯少女「……戦ってる……そう、だね…」
包帯少女「ぼくが初めてオニを見たのは2週間前の…日曜日。夜眠ろうとしてたら部屋に歩く骨みたいなのが入ってきてさ。その時は相当驚いたけど、思わずバットで殴り壊してたよ」
猫又娘「わぁお…」
包帯少女「でもその後…外のあの光景を見た。悪夢か何かだと思ったよ。けどね…」
包帯少女「…次の日の夜も変わらなかったの。身体の痛みもなくならない」
猫又娘「……」
包帯少女「ねぇ、あのオニたちが何をしているのか見たことある?」
猫又娘「なにって…我が物顔で町を飛び回って、侵略…とか?」
包帯少女「ある意味そうなのかもね」
包帯少女「……オニに触られた人が、同じようにオニになるのを見たんだ」
猫又娘「…!」
包帯少女「だからぼくは、あいつらを少しでもこの町から減らそうとしてたんだけど、ちっぽけな一人の力じゃなかなか厳しかったみたいでさ…後はあなたも知っての通りだね」
猫又娘(触られたら、同じ化け物にされる…?)
猫又娘「…あのさ、それならさ、そのオニにされちゃったって人、捜索願いとか出されてるんじゃ…」
猫又娘「ううん、仮にそれが一人だけじゃないんだとすると、もう何人も行方不明になってますってニュースの一つや二つ流れてもいい気がする」
包帯少女「確かに聞かないね。ここの近くで起こってないってだけとか」
猫又娘「うむむ…」
包帯少女「……」
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