114: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/19(土) 02:24:22.17 ID:uZMymJ9Z0
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とっても怖いユメに出会った。
今じゃない時。ずっと昔の時代。
感じたのは、駆ける大きな身体と、大勢の怒号、取り囲む炎……それと、強い怒りの気持ち。
そのユメは食べなかった。食べてしまったら、私まで呑まれてしまう気がして。
……………うん。
やっぱりきみのユメにお邪魔します。
きみの楽しいユメは、私も楽しいし。
きみの嬉しいユメは、私も嬉しい。
きみの辛いユメは――私が食べちゃうんだ。
それだけでこんなに胸が高鳴るのは、なんでだろうね?
夢見娘(きみの隣に居たい)
けれどそれは叶わない。
きみと私は、コインの表と裏の住人。
相容れないって分かってる。
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ガブリ
きみのユメを食べちゃった。
とってもとっても悲しい結末だったんだ。
ねぇ。
泣かないで?
溺れてしまったクラスメイト。きみにとっての大切な人?
泣かないで…ってば。
あぁ……。
今日はユメは覗きません。きみの涙が止まるまで、悲しいユメを食べ続けるのです。
夢見娘(大丈夫だよ)
せめてユメの中だけでも、笑っていてくれるなら。
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