105: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/10/15(火) 01:34:10.18 ID:AthaJ31d0
ギュッ
猫又娘「に゙ゃ!?」
包帯少女「うん、予想通り触り心地の良い尻尾だね」ニギニギ
猫又娘「くすぐったいぃ…あんまり乱暴にしないで…」ウルウル
包帯少女「ふふ、弱点みーつけ」
包帯少女「気持ち悪くなんかないよ。ぼく、猫好きだし。それにそんなこと言ったらぼくの方が──」
包帯少女(…あれ?そういえばぼく、普通の姿だ)
包帯少女(さっき映ってたあの自分は……)
包帯少女「……」ギュー
猫又娘「〜〜!ギブギブ!少女さんギブー!」
包帯少女「あ、ごめん」パッ
猫又娘「い、意外にSっ気あるんだね…」ハァハァ
包帯少女「ちょっと考え事してた」
猫又娘「人の尻尾掴みながら考え事しないでください…」
包帯少女(……)
包帯少女「猫又娘さんは、ぼくを助けに来てくれたの?」
猫又娘「いやぁ、私はこのお化けたちの出所を突き止めて、"変えられる"ものなら変えてやるつもりだったんだけど」
猫又娘「そしたらなんかやばそうなのが出てきたじゃん?急いで駆け付けたらさ、これまたやばそうなクラスメイトが居たもんで、こうやって介抱してあげたわけです」
包帯少女「!じゃあ、猫又娘さんもオニ退治をしてるんだ?」
猫又娘「オニ?」
包帯少女「こいつらのこと。ぼくがそう呼んでるだけ」
猫又娘「退治かー……そうだね」
猫又娘「少女さんも気付いてるんだろうけどさ、この町で今何かが起ころうとしてる。いや、もう起こってるんだと思う」
猫又娘「そしてそれは多分…」
包帯少女「…良くないこと」
猫又娘「」コクリ
猫又娘「…私的には少女さんがバット一本で戦ってることの方が驚いたけどね…」
包帯少女「……」
猫又娘「……」
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