【のんのんびより】れんげ「転校生が来たのん!」
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26:学園長  ◆86inwKqtElvs[saga]
2019/10/04(金) 01:18:35.86 ID:QcZxi7T/0

小鞠「…………」

蛍「…………」

小鞠「…………」

蛍「…………」

小鞠「え?」


 蛍が何を言っているのか、わからなかった

 好きって、いうのは、えっと、えっと


小鞠「あ、あの、友達として、とか、先輩として、じゃなく」

蛍「〜〜〜〜」


 蛍は顔を真っ赤にして、俯いた


小鞠「え、えっと」

小鞠「あ、何か罰ゲームとかで夏海とかにやらされてるのかな?」

小鞠「あはは、夏海も困ったことするなあ」

蛍「…………」

蛍「本気、です」

小鞠「…………、えっと」


 ど、どうしよう

 どうするのが正解なんだろう

 蛍の目は真剣で、真面目で、恋してる女の子の目そのもので、


蛍「信じ、られないですか?」

小鞠「い、いやえっと……」


 蛍はぎゅ、と目を瞑って

 立ち上がって、私の頬を両手で優しく包んで

 私のおでこに、キスをした


小鞠「〜〜〜〜!!」

蛍「ごめん、なさい」

蛍「気持ち悪いですよね」

小鞠「え、えと、えっと、ち、違うよ!?」

小鞠「こここ、これはその、えっと、ビックリしていてえっとあっと」

蛍「わかってるんです」

蛍「小鞠先輩は優しいから、もし小鞠先輩がいいよなんて。……夢のような言葉をくれたとしても」

蛍「周りがきっと、許してくれない」

蛍「きっと、引き剥がされる」

小鞠「…………」

小鞠「蛍?」

蛍「だから、先輩」

蛍「最後の時間を、私にください」




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