井村雪菜「高峯のあの事件簿・高峯のあの失踪」
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56: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/10/03(木) 21:02:48.38 ID:wT2tO75h0
のあ「電源は入っているかしら」

頼子「ええ」

のあ「連絡をしてもいいかしら」

頼子「それは許されていません」

のあ「電話をかけることは」

頼子「許されていません」

のあ「ならば、かかってきた電話にでることは」

頼子「私が出ます。伝言があるのなら伝えてもかまいません」

のあ「それはあなたの意思かしら」

頼子「彼女の意思です。私は彼女の邪魔はしません」

のあ「つまり、電話がかかってくればいいのね」

頼子「条件があります」

のあ「条件?」

頼子「事態を理解した人でなければ、電話には出ません」

のあ「……」

頼子「今晩はこちらで本を読みます。おくつろぎください」

のあ「つまり、私が失踪していることに気づかないといけないのね」

頼子「それが彼女によるルールです」

のあ「古澤頼子」

頼子「……」

のあ「あなたは何者なのかしら」

頼子「いずれわかることですよ、ここにいることも。何もかも」

のあ「私にはわからない。あなたの行動原理も何も」

頼子「わからなくても構いません」

のあ「……」

頼子「お休みですか」

のあ「助手と友人を信じるわ、今はそれしか出来ないのだから」



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