井村雪菜「高峯のあの事件簿・高峯のあの失踪」
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55: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/10/03(木) 21:02:13.37 ID:wT2tO75h0
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清路市内某所

のあ「……」

古澤頼子「……」

古澤頼子
井村雪菜が部屋から出てからしばらくして入室してきた。椅子に腰を下ろすと、一言も話さずに美術書を読み始めた。

のあ「古澤頼子」

頼子「どうかなさいましたか」

のあ「質問には答えてくれるのかしら」

頼子「構いませんよ」

のあ「……」

頼子「ないのなら、読書に戻りますが」

のあ「わからない。あなたが井村雪菜を動かしているのではないのかしら」

頼子「主従関係ではありません」

のあ「あなたが私を見張っている理由は何かしら」

頼子「時間があるからです」

のあ「あなたの目的は」

頼子「私の目的はいつも同じです」

のあ「そういうことにしておくわ。井村雪菜の目的は」

頼子「私にはわかりません」

のあ「わからない、目的もなく協力しているのかしら」

頼子「協力しているのでしょうか?」

のあ「私に問われてもわからないわ」

頼子「その程度ですか、あなたは」

のあ「……ここはどこかしら」

頼子「答えるな、と」

のあ「井村雪菜はどこにいるのかしら」

頼子「こちらも答えるな、と」

のあ「答えてくれることはあるのかしら」

頼子「私の一存で決めます」

のあ「……そこにあるケータイは」

頼子「あなたのものですよ」



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