21: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/10/03(木) 20:32:39.76 ID:H1ozWFRS0
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回想3・のあと真奈美
高峯探偵事務所
服部瞳子「お騒がせしてすみません……」
服部瞳子
高峯家の客室で眠っていた依頼人。綺麗で高い悲鳴が響き渡った。
のあ「防音だから問題ないわ」
真奈美「驚かせてしまってすまない」
のあ「この人に私が言うのを忘れていたわ。私の責任よ」
瞳子「いいえ……私も慌てすぎていて……」
のあ「落ち着いたかしら」
真奈美「落ち着くのも難しいだろう。お茶でも用意しようか。キッチンを使っていいか?」
のあ「どうぞ」
瞳子「あの……こちらの方は」
のあ「知らないわ」
瞳子「知らない……?」
真奈美「不安にさせるようなことを言わない方がいいと思うが」
のあ「そうね。雨宿りしてるだけ。名前は」
真奈美「木場だ」
のあ「だそうよ」
瞳子「そうなんですか……」
真奈美「フムン、不安がられているようだな」
瞳子「すみません、色々あって」
真奈美「理由がなければここにいないだろうからな。この粉茶でいいか。ポットのお湯もあるな。使っていいか」
のあ「かまわない」
真奈美「話したところで安心できるかはわからないが、少し話そう。このまま悲鳴をあげられたままで別れるのも嫌だからな」
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