井村雪菜「高峯のあの事件簿・高峯のあの失踪」
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107: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2019/10/03(木) 21:54:50.84 ID:wT2tO75h0
真奈美「のあが負い目に感じているみたいだな、まるで」

のあ「そう思うの?」

真奈美「間違いなんて幾らでもある。後悔もするさ」

のあ「……」

真奈美「どんな選択も自分の意思だ」

のあ「……そう」

真奈美「私は私の意思でここにいる。木場真奈美でなくなったこともない。だから、間違えても何とかなるさ」

のあ「……」

真奈美「まぁ、言いたいことはだな」

のあ「何かしら」

真奈美「木場真奈美は、そんなに軟じゃない」

のあ「……」

真奈美「のあが心配してくれるのはありがたいよ。あまり心配されるタイプじゃないからな」

のあ「昔からなのね」

真奈美「手のかからない子供だったからな」

のあ「言っても聞かないでしょうに」

真奈美「その通り。わかってるじゃないか」

のあ「真奈美は好きにすればいいわ」

真奈美「そうするよ」

のあ「真奈美が真奈美であるなら、問題ないわ」

真奈美「ああ」

のあ「自分が自分以外の何者でなくなって、得られるものがあるのかしらね」

真奈美「『化粧師』のことか」

のあ「高峯のあでなくなることが怖い私には、わからない。父と母の子供がいなくなってしまうのは怖いわ」

真奈美「私も保障するよ」

のあ「ありがとう、真奈美」

真奈美「のあのために協力してくれた人も多い。高峯のあは、彼女達が生かしてくれる」

のあ「いいえ。私じゃなくて真奈美の人望よ」

真奈美「そうかな?」

のあ「私なら真奈美とまゆがいれば解決できたわ。すぐに」

真奈美「なんだ、いつも通りの自信過剰か」

のあ「ええ。真奈美もそれくらいでいいわ」

真奈美「のあの助手だが、それは遠慮しておくよ」

のあ「……そう」

真奈美「私は私だ。それでいいだろう?」



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