秋月涼「ここが見滝原?」上条恭介「そうだけど……」
1- 20
12: ◆5GUM9BxqUE[sage saga]
2019/10/02(水) 20:56:29.41 ID:3d47Q4770
QB「というわけなんだ。見滝原を奪えれば君もグリーフシードを手に入れやすくなるよね?」

佐倉杏子「美樹さやか。他人のために契約した魔法少女ね……」

杏子はふと家族の写真を見る。

佐倉杏子(父さん……母さん……モモ)

佐倉杏子(他人のために願いを使うなんて後悔するだけだってのに)

佐倉杏子「ところで、見滝原には魔法少女候補が他に居るのか?」

QB「そうだね。鹿目まどかに秋月涼……特にまどかは契約したら強力な魔法少女となるだろう」

佐倉杏子「なら、秋月涼って奴の方に会った方がいいかもな」

QB「えっ!それはどうしてだい?」

佐倉杏子「考えてみろよ、もしまどかに契約されれば私は勝てない」

佐倉杏子「一方、秋月涼はそこまで素質が無い。なら契約されても経験の差で勝てる」

QB(なるほど、確かに的を射ている。でも杏子と涼が会ったら計画が狂うかもしれない)

QB(でも『契約される前に殺せ』といったら本当にやりかねない。不確定要素ではあるから、上手く行く方に賭けるしかない)

インキュベーターは不合理を嫌う節があるが、
リスクとリターンを考えた場合であれば多少の不合理も容認できる。

まあそれもあくまで機械的な判断の一端でしかないだろうが。

見滝原

佐倉杏子(それにしても、秋月涼って奴にはどうやって……)

杏子は秋月涼が歩くのを見た。

佐倉杏子(秋月涼について街行く人に聞いて見たが、間違いない)

佐倉杏子「あの……」

秋月涼「どうしたの?」

佐倉杏子「野宿できるところを探しているんだけど」

秋月涼「こんな街中で野宿なんて感心しないね。そうだ、宛があるから聞いて見ようか?」

佐倉杏子「あて?」

秋月涼「そうだ、あなたの名前は?」

佐倉杏子「佐倉杏子だけど、あんたは?」

秋月涼「秋月涼だよ」

佐倉杏子「この町に来てるアイドルだって聞いてはいたけど、本物なんだ」

秋月涼「ともかく、電話をするよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
28Res/41.39 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice