【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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85: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/02(水) 21:45:31.18 ID:2rXBvp8co
美咲「紬……さん、さっきは失礼しました。改めて、よろしくお願いします」

花音「わ、私も……よろしくお願いしますっ」

紬「ええ……ありがとう、美咲ちゃん、花音ちゃん……これからもよろしくね」

はぐみ「あー、みーくんもかのちゃん先輩もずるーい! 今度ははぐみと薫くんとも握手しよっ!」

薫「ふふっ……紬さん、どうぞ宜しく……」

紬「ええ、私からもよろしくね」

 次いで差し出されたはぐみと薫の手を優しく握り、紬は微笑む。

 その光景を満足そうにこころは眺め、笑顔を絶やさず続けた。


こころ「ふふふっ、みんなが紬と仲良くなれて、私も嬉しいわっ♪」

紬「うふふふっ……こころちゃん、ありがとうね」

こころ「……? 変な紬、私は何もしてないわよ?」

 眩しい程に輝くこころの笑顔を見て、紬はふと思う。

 こころは決して立場や状況を弁えず、空気を読まない。どこにいようが、常に等身大のこころでいる。

 そして、こころが持つ笑顔の輝きの前では、誰もが立場や権威を捨て、ありのままの自分に戻れる。

 それは、周囲の評価や立場に縛られた大人になってしまった紬には決して出来ない事で……それを容易くやってのけてしまうのが、弦巻こころの魅力であり、皆がこころを慕う理由でもあった。

 紬自身も、先程までの資産家らを相手にした立ち回りとは違う、等身大の自分でいられる事に喜びを抑えきれずにいた。

 そこにはもう、琴吹家令嬢としての『琴吹紬』はなく、ただ一人の女性としての『琴吹紬』がいるのみだった――。


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