【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
1- 20
76: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/02(水) 21:36:24.72 ID:2rXBvp8co
女性「Hallo Tsumugi」

 弦巻家の使用人と挨拶を交わしながら屋敷へと向かうその途中、二度紬に話しかける声が聞こえてくる。

 今度はやや年配と見られる女性が、ドイツ語で話をかけていた。

 先程同様に思考を仕事に切り替え、紬はドイツ語で言葉を交わす。


紬「Na ja Es ist lange her, ich freue mich, Sie kennenzulernen!」
(まあ! お久しぶりです、お会いできて嬉しいです!)

女性「Gutes Deutsch wie immer, ich bin beeindruckt」
(相変わらず上手なドイツ語ね、感心しちゃうわぁ)

紬「Danke fur das Kompliment」
(お褒めいただき光栄です)

女性「ch lass ihn warten, lass uns wieder Tee trinken, also auf Wiedersehen」
(彼を待たせてるの、またお茶でもしましょう、それじゃあね)

紬「Wir sehen uns wieder」
(またお会いしましょう)

 そう言い、手を振る女性に向け、紬もまた同じように手を振り、女性を見送る。

 それから屋敷へ向かう道中、様々な国の様々な資産家が紬の元に集い、挨拶を続けていた。

 それらに対し、紬はフランス語、中国語、ロシア語と、その人の国籍に合わせた言葉で挨拶を交わし、笑顔で言葉を交わす。

 ……それから、庭園を抜けて屋敷に辿り着くまでに、既に30分余りの時間が経過していた。

 ようやく屋敷に辿り着き、紬はぼやく。


紬「まさか、お友達のお屋敷に着くまでの間に5ヶ国語も話す事になるとはね……」

菫「お嬢様……」

紬(はぁ……早くこころちゃんに会いたいわ……)

 恐らく、今日は一日中こんな感じになるのだろうかと……考えれば考えるほど、気が重くなる。

 ……でも、こころに会う事ができれば、きっとこの憂鬱とした気持ちも晴れるだろう……と。そう信じ、広い屋敷を歩き続ける……。

 紬と菫の2人は、ただひたすらに本日の主催の姿を探し求めていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
392Res/454.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice