【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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75: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/02(水) 21:35:23.63 ID:2rXBvp8co
男性「I am glad to see you after a long time, how is your father doing?」
(久しぶりに会えて嬉しいよ、お父上はお元気ですか?)

 本場さながらの流暢な英語だが、決して何を言っているのかが分からない紬ではない。

 後ろに控えている菫が通訳に入ろうと男性の前に割って出たが、紬はそれを制止し、英語で返す。


紬「I am happy to see you after a long time, my father is fine」
(久しぶりにお会いできて嬉しいです、父は元気ですよ)

男性「Please tell me that it was good and please come to our company again in the future」
(それは良かった、ぜひまた今後、我が社に来てくださいとお伝え下さい)

紬「Yes, let me know, so let's see you again......」
(はい、お伝えしておきますわ、それではまた……)

男性「Yes see you again」
(ええ、またお会いしましょう)

 紬に軽く一礼し、男性は庭園の端、多くの資産家の集まりの中へと入っていく。

 男性の姿を見送り、紬は軽くため息をついていた。


紬「びっくりした……彼も招待されていたのね」

菫「そのようですね……先程はすみません、出過ぎた真似をしようとしてしまって」

紬「ううん、通訳を通すよりも、直接お話したほうが向こうも嬉しいと思ったからね」

菫「お嬢様……」

菫(こういうのは私に任せてくれればいいのに……)

 紬のこうした人と向き合う姿勢が、昔から公私両面に置いて良い関係を築いているのだろうと菫は思う。

 ただ、菫の中に紬への唯一の不満があるとするなれば、お嬢様のサポートにと必死で覚えた外国語を話す機会が、当の紬の前では、ほとんど発揮されない事ぐらいだった。


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