【バンドリ×けいおん】唯「バンドリ?」香澄「けいおん?」
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116: ◆64sUtuLf3A[sage saga]
2019/10/02(水) 22:26:29.44 ID:2rXBvp8co
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梓「今日は来てよかった……オファーの話も上手く行ったし、自分の事も見つめ直すことができたし……」

 友希那の言葉、Roseliaの持つ信念に触発されたこともあり、梓の中に再び、音楽に対する熱意が湧いてきていた。

 ……だが、意気込みだけで全てが変わるかと言えば、決してそうではない。さすがにそこまで甘くはできていないのが世の中だ。

 ……そう、今のままではまだ不十分……私が停滞を完全に克服するには、更にもう一つ、何かが必要だ。

 そのもう一つが何なのか、今はまだ分からないけど……それでも、今日の彼女達との出会いは、間違いなく自分の前進に繋がったに違いないと、梓は信じていた。


梓(……でも、みんなの話してたら思い出しちゃったな……また、みんなと演奏したいな……)

 それが叶わぬ事だとは知りつつも、ふと思ってしまう。

 『放課後ティータイム』と『わかばガールズ』、昔梓が組んでいた2組のバンド……そこで奏でた音楽が、梓の頭の中で鳴り響く。


 ――その時、梓の携帯がメッセージの着信を告げる。


梓「んん……? あ、唯先輩からだ」

 梓の携帯に通知される一つのメッセージ。

 そこには、今でもたまに連絡をくれる先輩からの一言が表示されていた。


 『久しぶり、今お仕事終わったんだぁ、私はもう向かってるけど、そっちはどう?』という一言に対し。

 『私も、今から向かいますよ……楽しみですね、同窓会』と返信を入れ、梓は向かう。

 自分に、音楽の素晴らしさを教えてくれた仲間と、先輩達の待つ場所へ――。


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