白雪千夜「今日はお前とふたりきり……?」
1- 20
5: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/09/30(月) 00:20:51.05 ID:rPMEZBG40
レッスン場



千夜「………」プルプル

千夜「……は、ははっ。はははははっ!!」

千夜「はははっ。ふっ、ははははははは」


P「………そんなにおかしいか? 俺のダンス」

千夜「お、オイルを差してあげましょうか。ふ、ふふっ」

P「ロボットみたいって言いたいんだな? スポドリをくれ」

千夜「どうぞ……お前の弱点、またひとつ知ることができました」

P「またひとつって、そんなたくさんあるみたいな」

千夜「事実ですが」

P「そうか? ……にしても、千夜がそこまで笑ってるの、初めて見た」

千夜「不覚です。お前にこんな緩み切った顔を晒してしまうとは」

P「欲を言えば、もっと違う流れで見てみたかったな」

千夜「違う流れとは」

P「こう、もっと感動的な……『千夜が笑った!』みたいな感じで」

千夜「なんだそれは。漫画の読みすぎではないですか」

P「ロマンチストすぎたか」

千夜「魔法使いが最も魔法に憧れるものなのかもしれませんね」

P「千夜ってたまにポエるよな」

千夜「ポエる?」

P「詩的な表現をするってことだ」

千夜「死敵……」

P「よくわからないがすごい物騒なこと考えてないか?」

千夜「別に、いつも通りですが」

P「いつも通り、ね……まあいいか。それより、いっぱい動いたから腹減ったなぁ」

千夜「もう夕暮れ時ですから」

P「今日はちとせが家に帰らないって言ってたよな? よかったら一緒に夕飯食べに行かないか」

千夜「お断りします」

P「あ、やっぱり?」

千夜「理由がないわけではありません。昨日作ったカレーの残りが……あ」

P「ん?」

千夜「……しまった。お嬢さまが戻ってこないのに、ふたり分残ってしまっている……」

P「あー、たまにあるよな。それぞれの出来事はしっかり覚えてるのに、そのひとつひとつが結びつかないやつ」

千夜「食べ物を残すのはよくない……仕方がありません。お前、私を晩御飯に誘ったということは、家に食事を用意していないということですね」

P「え? そうだけど」

千夜「なら――」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
11Res/16.15 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice