3: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/09/30(月) 00:16:43.31 ID:rPMEZBG40
千夜「戻りました。今日のレッスンはこれで終わりです」
P「ああ、お疲れ様。頑張った千夜にご褒美があるぞ」
千夜「ご褒美?」
P「ああ。ほら、新装開店のケーキ屋で買ってきたんだ」
千夜「ケーキですか」
P「嫌いだったか?」
千夜「いえ、いただきます」
P「よかった。いやぁ、普段は全員分買うと財布が軽くなっちゃうからなぁ」
千夜「コーヒーと紅茶、どちらがいいですか」
P「淹れてくれるのか?」
千夜「ケーキを用意してもらったのですから、飲み物くらいはこちらが用意するのが当然でしょう」
P「なら、コーヒーを頼めるか?」
千夜「わかりました」パタパタ
P「……そうか。何か食べ物を用意すれば、普通に千夜にコーヒーを淹れてもらえるのか」
千夜「お前、今下らない悪知恵を思いついていないか」ニュッ
P「うわぁっ!?」
千夜「お待たせしました。コーヒーです。ミルクと砂糖はお好みでどうぞ」
P「ああ、ありがとう。じゃあ早速」
P・千夜『いただきます』
P「うん、うまい。やっぱりこの時期はモンブランだな」
千夜「栗の季節ですからね。モンブランだけでも種類が増える時期です」
P「でも、千夜が普通にもらってくれてほっとしたよ。お嬢さまに持って帰ります、とか言われるかと思った」
千夜「言うわけないだろう。ケーキは鮮度が命なのですから」
P「はは、そりゃそうか。それにちとせなら、普段からもっと高級なケーキ食べてるだろうしな」
千夜「お前、そういうことを言うものではありません。こういうものは、誰がどういう気持ちで買ってきたのかが大事なのです」
P「千夜……そうだな、ありがとう」
千夜「そう、誰がどういう気持ちで……誰が……」
千夜「………」
P「今価値が下がったような顔をしなかったか?」
千夜「していませんが」
P「じゃあ点数で評価してみてくれ」
千夜「……いいのですか? 点数を言っても」
P「やっぱり怖いからいいです」
千夜「賢明な判断です」ハムハム
P(……まあ、これだけおいしそうに頬張ってくれてるなら、点数なんて聞く必要ないよな)
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