貴方「安価でヒロインを攻略するまどか☆マギカ?」
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46: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2019/10/06(日) 18:52:23.65 ID:obyipl8W0
貴方「あえて髪をまとめないっていうのはどう?」
ほむら「でも余計に乱れちゃうんじゃ。私、毛量多くて……」
貴方「風で乱れやすいなら、それを利用して靡く髪を撮るってのも雰囲気あっていいと思うんだよ。暁美さん髪長いしさ」
ほむら「そ、そう言うなら……」
『撮る』って身も心も準備整えたらもう鹿目さんの時とは違う。同じ写真は生まれないだろう。
だったら違う雰囲気で対抗するしかない。
しばらくこっちに背を向けて手鏡と向き合う暁美さん。そういう姿はあまり堂々と見せたくないらしい。
後ろから白いうなじが見える。太めの三つ編みにまとめられていたロングの髪。
リボンを外し、二つに編みこまれてまとめられていたロングの髪がほどけていく。そこに手櫛が通ると、黒い髪がふわりと風の中に散らばった。
ほむら「終わりました……」
暁美さんが鞄を整理して立ち上がってこちらを向く。
――真面目な少女然とした、悪く言えば地味な印象を与えていた三つ編みがなくなると、少し大人びて、すっきりとした印象だった。
一言でいうと似合っていた。なんだかあか抜けた……みたいな。
ほむら「あの……撮り、ますか?」
少しの間言葉を失っていた俺に暁美さんは遠慮がちに聞いてくる。
艶があってまっすぐに伸びた髪。よく見ると少しだけ左右に分けていたクセの名残も発見する。
貴方「あ、うん!撮ろう!」
ほむら「ポーズとかは……」
貴方「適当でいいよ。色々撮ってみるし。あまり硬くならないでほしいかな」
もちろん今までだって見た目が悪いとは思ってなかった。むしろ顔立ちは整っているほうだとは思う。
でも、こうして見ると誰がどう見ても正統派美少女だ。
……正直、もったいない。損してる気がする。
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