絵里「例え偽物だとしても」
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545: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/03(木) 18:34:30.57 ID:Kb3Xmjfp0


果南「あ…れっ……?」


バタッ


絵里「……えっ?」

絵里(声が聞こえて開かないはずだった目を見開いた)

絵里(そうすれば倒れる果南が私の体にかぶさりそれからそれ以上のことはなくて辺りは沈黙状態だった)

絵里「はぁ…ああ…ッ…はぁはぁ…!」

絵里(声を出してから微動だにしない果南と、さっきより明らかに大きくなった血だまりを見ればすぐに果南が死んだのが分かる。でも、そうと分かってもどうすることも出来ず今も止まることを知らなそうに出る荒い息と血を止めようと私は私の身体に抗うだけだった)


スタスタスタ


絵里(足音がする。果南じゃない、そして私でもない第三者の足音)

絵里(…ここで私は殺されるのかしら、それとももっと最悪な捕虜とか奴隷として扱われるのかしら。この“機械的”な息も止まりそうにないし、今の私に助けを求める心と頭は無かった)


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