絵里「例え偽物だとしても」
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520: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/01(火) 20:18:18.89 ID:ViazdTd70


ドォンッ!


善子「…ぁっ!?」

絵里「っ!?善子!?」

絵里(重々しい銃声と共に放たれた銃弾は善子を貫いた。銃声の方向からするにその銃弾が地上から放たれたものであるのはすぐに確認出来た)

絵里(…だけど、そんなことに意識を向けてる場合じゃなかった)

絵里「ねぇ善子っ!善子ってば!!」

絵里(跳躍する善子を貫いた銃弾、防犯灯の光によりスポットライトのように照らされたその善子の貫かれた部分を見ればこの一件の答えはすぐに出てきた)

絵里「善子ぉ…!善子ってばぁ…!!ねえ善子ぉ!!!」

絵里(綺麗な直線で貫かれた善子の頭部。そうすればたちまち真っ赤なサンシャインが噴射して辺りは一時的な雨が降り、当の善子は地面に叩きつけられ後の祭り)

絵里「善子…ねえ善子…!!起きてよッ…!」

絵里(イヤだ。分かりたくない。頭の中で考えるよりまず視認して勝手に出てくる答えが私の心を痛めつけた)

絵里(目を開けたまま動かない善子の顔は実に不気味で恐怖そのものだった。地面を、私の手を、服を真っ赤に染め上げ今もとめどなく出てくるこの赤はアンドロイドとして…そして生き物としての終わりの証拠でしかなかった)

絵里「うあああああ…!ね、ねえ果南私たちどうすれ……ッ!?」

絵里(情けない顔で果南の方を振り向く私。だけど振り向いた先はそんな情けない顔も一瞬にして固まるほどの絶望と混乱の世界だった)


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