絵里「例え偽物だとしても」
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500: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/10/01(火) 19:40:38.64 ID:ViazdTd70
梨子「…いえ、対アンドロイド特殊部隊所属である私にはそれを知る義務と権利がある。そう思っています」

鞠莉「……ならそこに座りなさい、立ってると疲れるわよ」

梨子「…分かりました」

スタスタスタ ストンッ

鞠莉「……アンドロイドはそうね、それはいい意味でも悪い意味でもつまらない運命を変えた存在だった」

鞠莉「私は恵まれた環境で育ち、恵まれた才能を持っていた」

鞠莉「それは12歳にしてアンドロイドのシステムを作り上げた頭脳と常識に囚われない無限の世界を述べる想像力、またの名はクリエイターとしての素質…それはまさに天が私に二物を与えたと言っても過言じゃなかった、私の才能は多くの人間を虜にして世界の人々の目を惹かせた」

鞠莉「人間そのものとしか思えないロボットを作るなんてすごすぎるって、そういう言葉を初めてとして私の技術とアンドロイドの性能は高く評価された」

鞠莉「……今振り返ってみれば、そういう単純なことだけ私に来てればよかったのにって思うの」

梨子「…何の話ですか?」

鞠莉「…みんな……いや具体的には悪知恵が働く、あるいは合理主義者であった人間というのはアンドロイドは戦争で使えるだとか、少子化問題の解消に繋がるんじゃないかとか本来私の意図せぬ方向でアンドロイドの興味を引いた」

梨子「………」

鞠莉「…まぁね、いいのよ別に。アンドロイドには心があるから好きな人が出来たら結婚でも性行為でもなんでもしていいし、戦いたいだとか強くなりたいだとか自分の志すものに通じているのなら自衛隊にでもなればいい」


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