絵里「例え偽物だとしても」
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428: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/29(日) 23:16:09.71 ID:7iMNu1YO0
善子「……何かしようと思ってる?」

絵里「いや、そういうことは考えてない」

絵里「ただ…曜と戦って帰ってきた時に電話で泣いてくれた時は嬉しかったなって……」

善子「嬉しい?」

絵里「さっきもいったけど、真姫は滅多に感情的にならないからそんな真姫が私の為に涙まで流してくれて嬉しくて…」

花丸「…素敵なことだと思う、真姫さんは昔の事を気にしながらも今の絵里さんの事を真摯に受け止めて真っ直ぐに立ち向かおうとしてる証拠ずら」

絵里「…なら、いいんだけどね」

花丸「きっと…ううん、もう確実にそうずら!」

絵里「……ふふふっありがとう」

花丸「えへへ…」

絵里(私と真姫の過去は複雑なモノだった)

絵里(五年前に突然告白をされて、私は少し考えてからあのような発言をして真姫を振った)

絵里(当時から今に至るまで恋愛というモノがよく分からなかったけど、私の稚拙な知識と考えでも同性である相手から告白をされるというのは何かがおかしいというのは分かっていた)

絵里(それにきっと告白っていうのはデリケートな問題なんだと思う、もしそうでないのならわざわざ人気のない帰り道なんて貧相でつまらない場所を告白の場所にするはずがない)

絵里(だからこれは真姫と私の問題だと思って胸の内に秘めておいた。最も善子には知られちゃったけどね)

絵里(でも、そんな過去を解き放てば花丸さんが答えに等しいモノをくれた。それを聞いて今まで頭にあったモヤモヤが消えた、そして気が楽になった)


絵里(だからもっと真姫の事を大切にしなきゃ、そう思うばかりだった)




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