絵里「例え偽物だとしても」
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359: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/27(金) 20:39:25.84 ID:SQcoDrlX0
絵里「…っあぁ!?」

梨子「よくもっ…!」

絵里(両の腕で光を遮ると突然私の左手を両手で掴む梨子————)


梨子「せいやああああっ!」

絵里「あぁっ…!」


絵里(——そして、次の瞬間には私の左腕を引っ張り後ろへ投げつけるように手を放し、私の後頭部目掛けて協力な蹴りを炸裂させた)

絵里「ぐぅ…!」

絵里(鋭い後頭部への痛みと衝撃、そして今もまだ残る眩い光から私のバランス感覚は決壊し、お腹から地面へと倒れた)

絵里「まだ…!」

絵里(だけどいつまでも倒れたままでいられない、意識がある以上は戦うのみ。だから私はすぐに起き上がろうとした)


凛「これは凛の全てを込めたお返しだよッ!!!」


絵里「!!」

絵里(だけど、まだ這いつくばった状態で頭上を見ればボウイナイフを両手に宙を舞う凛の姿)



ドスッ



絵里「…いっ…あっ……」

絵里(そうして私はどうなったんだろう)

絵里(背中を始めとした悪感に絶望を感じた。鋭利で、久々で、声も出ない終末を感じるこの痛み——背中から入った一つの刃は心を掠めて私のお腹を貫いた)



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