絵里「例え偽物だとしても」
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317: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/27(金) 18:57:01.50 ID:SQcoDrlX0


ドカーン!


せつ菜(私も穂乃果さんも避けれるはずがなかった、相手の煙と足音と声の使い方が上手すぎた。あんなの分かるわけありませんよ…!)

せつ菜「けっ…はっ…!」

穂乃果「……うぅ」

せつ菜(吹っ飛ばされた私たちはどちらもひどい傷だった。穂乃果さんはすぐに立ち上がってたからまだ死なずとも、まず強烈な蹴りで壁に叩きつけられ、次に剣で腕を斬られ、最後に爆発を直で受け体の至る所から血を流す私は失血死が近かった)


せつ菜(久々に感じた、これが死の味なんですね)


せつ菜(こんなにも死の味が絶望感に満ちてるなんて、もう忘れてた。そして思い出したくなかった)

穂乃果「せつ菜ちゃん…だい、じょうぶ…?」

せつ菜「こんな…ところで…ッ!」

せつ菜(…でも、まだ死んでない)

せつ菜(こんなところで負けてなんかいられない、死ねない理由が私には合って、死にたくない心が私にはまだある)

せつ菜(だから私はその心で無限に輝きを放つ希望を抱いてゆっくりと立ち上がった)


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