絵里「例え偽物だとしても」
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309: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/27(金) 18:24:41.67 ID:SQcoDrlX0

穂乃果「…腹が立つね、その余裕そうな態度」

凛「余裕だからね」

穂乃果「なんで私たちの邪魔をするの?」

凛「それは凛たちが平和を守る対アンドロイド特殊部隊だからだよ」

穂乃果「平和を守るヒーローがこんなぶっきらぼうなやり方をして市民の信用を得られるの?」

凛「平和を守るヒーローは性格が良いなんて決まりはどこにもないし、凛は市民を守る為にここにいるわけじゃないにゃ」

凛「市民が死のうが死なないが凛にとってはどうでもいいことだよ、大体死ぬのなんて弱い自分が悪いんだし」

穂乃果「……ホントにつまらない回答をするね、あなた」

凛「期待してた答えでしょ?」

穂乃果「………」

せつ菜「……こんな時に…」

せつ菜(きっと、私も穂乃果さんも考えてたことは同じだった)


せつ菜(こんな時に希さんがいてくれたら解決なのに)


せつ菜(対アンドロイド特殊部隊の化け物にやられてしまったけど、私たちの主の力は偉大だった。自らを殺し屋と名乗ってはいるけど、大層優しい人で、この人といればどんな窮地も乗り越えられそうな安心感があった)

せつ菜(私と同じトリッキーで、追いかけててすごく楽しかったし、一般人と比べてネジが少し外れてるから普通じゃ思いつかないようなことをしてきてホントに追いかけ甲斐があった)

せつ菜(ここに希さんがいれば、きっと私や穂乃果さんじゃ思いつかないことをして乗り越えらせてくれたんだろう、このまま戦うのは分が悪いし、ここで消耗したくない)

せつ菜(反撃の狼煙はまだ上がってない、こんなところでつまずきたくなんかなかった。この相手は強い、動きが素早いし何より対アンドロイドに慣れ過ぎている、こんなのを相手にしたらノーダメージは無理がある)

せつ菜(だから希さんがいてくれたら……そんな叶わぬ希望は光を見せることもなく心の中で潰えた)


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