絵里「例え偽物だとしても」
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293: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/27(金) 17:40:34.03 ID:SQcoDrlX0
穂乃果「花丸ちゃん!」

花丸「はいっ!」スッ


ボンッ!


せつ菜(そして連なる銃撃音の間を縫うように入り込む低い音はスナイパーの弾道を捻じ曲げた)

せつ菜(大都会の大きな公道の上空で“煙る”白い壁——その平和に入り込む違和感ですら気にせず下へ落ちる私たちには驚く暇も喜ぶ暇もない

せつ菜(花丸さんが投げたスモークグレネードは上空に厚い煙の壁を残して穂乃果さんと私へと歯向かう射線を遮った。これでスナイパーは私たちの居場所が分からず撃つことが出来ない、言葉無しでここまでの連携が出来るのは私たちの心が通っている証拠だった)

せつ菜「待てーっ!」

ツバサ「よっ…せいやっと!」ポイッ

せつ菜(空中に浮いた状態じゃろくに体を動かすことが出来ない、だからそれを利用してピン抜きグレネードをある程度溜めてから放すことで私たちは確実にグレネードの爆発に飲まれてしまう)



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