絵里「例え偽物だとしても」
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10: ◆iEoVz.17Z2[sage saga]
2019/09/24(火) 17:33:07.45 ID:Sjljkzyd0
「あの子、ロボットと仲良くしちゃって…」クスクス

「ただのロボット相手に何を思ってるんだか」

真姫「!」

千歌「!」

絵里「………」

絵里(……ただ、正義がいるなら悪がいるのもまた当然。平等は不平等という言葉と一緒に生まれたのよね、この学校にも私をただのモノとしか見ていない人も少なくはない)

絵里(そして何故か、白羽の矢は私に立つのではなくアンドロイドと関わった真姫が標的になる。アンドロイドがモノという固定概念があるせいか、今度はそんなモノとおしゃべりしてる人間がおかしいと思われるみたい)

絵里(だからこそ、こんなアンドロイドとして生まれた私に腹が立つし、下等な存在だと見下されただけではなく真姫にまで被害が及ぶ理不尽さにも怒り心頭だった)

真姫「いいわよ、気にしないで」

千歌「ご、ごめん」

真姫「だからいいって」

「あら、ごめんなさい。もしかして可愛い可愛いロボットちゃんを傷つけちゃった?」クスクス

真姫「っ…」

絵里(世界にはいるのよ、心無い発言をする人間が)

絵里(そりゃあもちろんそういう人間にも慣性があって、考えがあるのは否定しない)


ダッ


千歌「絵里さん!?」

真姫「何やってるのよ!?」


「っ!どうなっても知らないからっ!」


絵里(…ただ、それを私が受け止められるかはまた別の話だ)




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