【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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748: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2020/01/02(木) 22:55:01.45 ID:h7aoNFy80
―――

15周目提督「………」

旧提督「」ゴボボ…

15周目提督「……っ!」ギリッ

吹雪達や旧提督が深海棲艦相手に応戦するも、数の暴力には敵わず……敗北してしまう。

否、ただ負けただけならまだ良い方だっただろう。だが、この戦いで旧提督は……死亡してしまった。

15周目提督「……こんな……こんなことって……っ!」

無論、15周目提督は呪われた不死の力を宿している為、ただ1人生還した。生還"してしまった"。

15周目提督「くそッ!!ワシは……ワシは子供の頃から何も変わっとらんじゃないか!親しい者1人助けることが出来ないなんて……っ!」プルプル

旧提督「」

だが、それが15周目提督の心をより追い詰める結果となってしまった。彼は再び絶望したのだ。

無限の命を持つ15周目提督では、後を追うことさえ許されない。常にただ1人……この世に取り残されてしまう。

―――

ショタ提督「そ、そんな……」

一方、海から様子を"伺っていた"彼も、この敗戦に驚愕していた。

確かに苦戦することは想定内だった。相手が大人数で攻め込むことも考慮していた。

しかし……最初こそ善戦していたが、相手に数隻増援が来ただけでここまで惨敗するとは思ってもいなかったのだ。

ショタ提督(僕は確かに、吹雪達……いや、吹雪さん達に、妖精達を通じて僕の力を注いだはず、なのに……)

―――







吹雪(駆逐艦)「」ゴボゴボ…

五月雨(駆逐艦)「」ゴボゴボ…

漣(駆逐艦)「」ゴボゴボ…

叢雲(駆逐艦)「」ゴボゴボ…

電(駆逐艦)「」ゴボゴボ…







ヲ級「あの駆逐艦達……案外弱かった」

レ級「そりゃあ5対10じゃね〜!」

ル級「私達の圧勝でしょ!」

吹雪達は戦いに敗れ、海の底へと沈み……"人の姿から、傷付いた軍艦の姿へと戻った"。

現代の艦娘とは異なり、吹雪達は"既存の船に彼の力を宿した存在"……故に、その命が尽きた瞬間、"元の軍艦の姿へと戻ってしまう"。

―――

ショタ提督「………」

ショタ提督(……ごめん、なさい……僕のせいで……そして、"僕"のせいで……ごめんなさい……っ!)

彼には謝罪することしか出来なかった。自らが生み出した存在が傷付き、命を落とす光景に……胸が締め付けられる。

だが、彼はその光景から目を背けることはしなかった。出来なかった。せめて、沈みゆく吹雪達の姿を……心に焼き付ける。

この先、このようなことが起こらない等という楽観的思考は許されない。この現実を噛み締めて、彼はそれでも……人類を守る。

ショタ提督(……だけど、ここで止まる訳にはいかない。ここで全てを投げ出してしまえば……"僕"や深海棲艦が、何をするか……分からない……!)

ショタ提督(僕が食い止めないと……それが出来るのは、僕しかいないんだ……っ!)グッ…!


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