【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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690: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/12/05(木) 00:06:57.80 ID:jYzv0GcH0
「糞ッ!」

(あいつがいる限り、私の力が分散される……周りはどんどん酷いことになっていってるけど、肝心のあいつらを滅ぼせないんじゃ……!)

(そもそも、どうして私の力を防げるのよ!さっきの男共も、向こうにいた動物も一瞬で骨になっただけなのに……!)

怒りに身を任せている彼女だが、同時に現状を分析することも怠っていなかった。

彼は少なくとも、普通の人間でないことだけは分かる。もしかすると、彼女のように得体のしれない力を行使出来る存在かもしれない。

だが、こちらの力を分散させることしか出来ないということは……少なくとも、彼女を消し去れるだけの力は持っていない可能性もある。

(……それだけじゃない。あいつは自分よりも、傍にいる女共を守ろうとしている……チッ、反吐が出るわね……)

自分より他人を優先する等、かつて自分の身体に欲をぶつけてきた人間からは想像も出来ない行動だ。

それも、私に似た力を持っているにも関わらず……人間というゴミを守る為に力を行使するという、愚かにも程がある行為。

(……気持ち悪い。気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪いッ!!こいつだけは……こいつらだけは絶対に滅ぼす……ッ!)サッ

そう考えた彼女は、力の使い方を変化させる。今までは彼らに対し、己の力をぶつけようとした。

しかし、それは彼の手によって防がれてしまう。しかし、それが突然……"ぶつける"のではなく、こちらに"引き寄せる"性質に変化したとすれば……

「……だったらこれならどう!?」カッ!

ナトリ「……っ!」ギュッ

ショタ提督(またか……!でも、力を分散させれば……!)スッ

(引っかかったわね?)ニヤリ

グレ「……あぁっ!?」ドクンッ

アサカゼ「……うっ!?」ドクンッ

ユー「……あぅっ!?」ドクンッ

ナトリ「……っ!?」ビクッ

ショタ提督「……?」

ショタ提督(おかしい……先程までとは違って、こちらへ向かって来る力を感じない……)

グレ「」バタッ

アサカゼ「」バタッ

ユー「」バタッ

ナトリ「い、今……身体が、フワッとしたような……えっ、ぐ、グレ?アサカゼ?ユー!?」チラッ

ショタ提督「ナトリ!?どうし……ッ!?」ゾクッ

ショタ提督(そ、そんな……!グレ達から、生気を感じない……!?)

「……ふふっ。くっふふ……あはっ、あはははははははははははっ!見事に騙されてくれたわね!」

ショタ提督「……グレ達に何をした」

「決まってるでしょ?力をぶつけても防がれるなら、いっそのこと……お前達の魂を吸い取って、私が直々にぶっ壊してやろうと思ったのよ!」

ショタ提督「っ!?」

ナトリ「た、魂を……?」


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