【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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287: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/09/27(金) 00:16:11.76 ID:CC+iQhKL0
「………」チラッ

50周目ヒロイン「………」

(……これは、最初で最後のチャンスと言える。何としてでも、食い止めなければ……)

(その為には、余計な混乱を与える訳にいかない。少しでも、力を分け与えて貰わなければならないから……!)


少年はひとしきり思考を終えると、彼女達や妖精達と向き合う。その様は、幼い外見に似合わぬほど……凛々しく、逞しい。

歴戦の提督でさえ、彼を一目見れば……瞬時に『只者では無い』と気がつくことだろう。


「……“初めまして”。今日からここで提督として活動させていただく……」

「………」

50周目ヒロイン「……?」

妖精達「……?」

(……この名前を名乗るのは、久しぶりだな。本当に……)

ショタ提督「……“50周目提督”です」ペコッ

50周目ヒロイン「……っ」ピクッ

50周目ヒロイン(50周目、提督……今、また……あの感覚が……)

妖精達「………」

妖精達(あれ?普通なら、新しい提督が着任する時は特別学校か海軍学校から連絡が来るはずだけど……伝達ミスかな……?)

ショタ提督「………」

ショタ提督(僕には、“この名前”しか無い。他の名前なんて、存在しない……)

50周目ヒロイン「……えぇ(うん)(はい)、よろしくね(よろしくお願いします)」

妖精達「……うん。今日からよろしくね」

ショタ提督「………」コクリ

妖精達(やっぱり、不思議な子……だけど、一緒にいて落ち着く……)

50周目ヒロイン「………」

50周目ヒロイン(……悩むのはやめよう。私は艦娘……これからは、深海棲艦を倒す為に頑張らないと……!)


彼女達は既視感の正体を探ることを止め、己の役目を果たすことに意識を向ける。

まるで違和感の謎から遠ざかるかのように……先程までの思考を、すぐさま放棄する。

彼女達は、新しくやって来た提督と共に過ごすことを受け入れることに決めた。

そして“50周目提督”と名乗る少年は、幼き提督として彼女らの指揮を務めることを決意した。


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