【艦これ】艦娘「ショタ提督に好かれたい」照月「その35!」【安価】
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286: ◆0I2Ir6M9cc[saga]
2019/09/27(金) 00:15:19.56 ID:CC+iQhKL0
「………」

妖精達「まさか、もう来てくれるなんて……ここ、数日前に建設されたばかりだったから……」

(……知ってる。いや、知らないはずが無い……だって、僕は……)


妖精達が言う通り、この鎮守府……50周目鎮守府は、建設されて1週間も経っていないほどの新築である。

大抵の場合、建設されたばかりの鎮守府には……新しい提督はやって来ないことが多い。

理由としては、既存の鎮守府に提督を着任させることを優先している為だ。もちろん、3周目鎮守府のような例外もあるが。

だが、この方針のせいで何年も提督が着任しないまま廃れていく鎮守府も……決して少ないとは言えない。

そのような状況の中、建設直後に提督が着任することとなる50周目鎮守府は……恵まれている方と言えるだろう。


50周目ヒロイン「………」ジッ

「………」チラッ

妖精達「……?」

妖精達(朝風ちゃん達、今度は新しい提督を眺めてる……それに提督の方も、朝風ちゃん達の方を……)

「………」

(……やっぱり、そうか。いや、贅沢は言えない……十分、奇跡と呼ぶに相応しい……!)


少年は、彼女達を見て……懐かしげな表情をしたかと思えば、すぐさま寂しげな表情をする。

だが、瞬く間に……何かを決意したような表情へと変える。その拳は、固く握り締められている。


50周目ヒロイン「………」

朝風(何かしら……この、既視感……)

U-511(この子が現れてから……急に……)

名取(さっきまでの、不思議な感覚が……強くなったような……)

グレカーレ(でも、私とこの子は……今、初めて会ったばかりで……)


彼女達は少年を見て、違和感が強くなったことを自覚する。しかし、先程も述べたが彼女らは誕生したばかりの存在。

少年とは紛れも無く初対面であり、彼女らが既視感を覚えるはずが無いのだ。


50周目ヒロイン(何か……何か、大切なことが……あった、ような……)

50周目ヒロイン「………」

50周目ヒロイン(それとも、気のせい……なのかな。いくら記憶を辿っても、何も分からないままだから……)

50周目ヒロイン(やっぱり、私は……単に司令官〈admiral〉〈提督〉を、探してただけ……)


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