少女「お兄、すき」男「そうか」
1- 20
73: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/18(水) 22:29:58.48 ID:4G20+anJO
ーーー翌日 斡旋所ーーー

ガヤガヤ

男「……」トットットッ

依頼人「おぉ、男さん。待っておりましたよ」

少女「やー!」

依頼人「少女ちゃんも、こんにちは」

少女「こんにちは!」

依頼人「おや!挨拶も出来るようになったんですね。お子さんの成長速度は目覚しいものです」

男「親が良いからな」

依頼人「はっはっは!違いありませんね!私にももうすぐ3つになる娘がいるんですがね、女房の教育熱が最近収まらなくて、不用意な発言をしようものなら──」

男(…始まってしまった)

男(この依頼人とは進捗の報告や討伐対象の潜伏場所を教えてもらうために毎日のように顔を合わせているが……かなりの話好きだ)

少女「!……!」キラキラ

男(少女が目を輝かせて聞き入るもんだから、いつもはそのまま気の済むまで話をさせるが……)

男「──早速だが昨日の成果を伝えたい」

依頼人「おっと、そうでしたね。今報告書を用意致しますから」ガサゴソ

男(今日で依頼が終わるはずだからな。さっさと済ませ、この町から少女を遠ざけたい)

依頼人「昨日の事件、聞きましたよ?郊外に犬共が出たようですね」

男「あぁ。全部で5頭。全て息の根を止めた」

依頼人「ご苦労様です。本来であればその5頭は今日の対象と合わせてまとめて処理して頂く手はずとなっていたのですが……上に訊いてみましても想定外は付き物だの一点張りでしたよ」

男「……何の想定かは問うてみたのか?」

依頼人「いいえ。私は仲介人として必要以上に詮索しない契約ですからね。ま、国民を不安にさせないよう情報統制を敷いているのではないですかね。ここは平和が売りの国ですから」

男(……)



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
123Res/135.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice