63: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/16(月) 06:45:25.12 ID:Aam2sbDE0
男「……薬屋」
男「止まった心臓を動かす薬と、増血剤。それらを使ってこいつの意識を戻してくれ」
薬屋「何を言ってるんだ。そんな都合のいい薬があるわけ──」
男「」ガシッ!
薬屋「っ!」
男「お前は!比肩しうる者のいない天才薬師なんだろうが!そんな薬がないのなら、作ればいい!それが出来なくして何の為の薬売りか!!」
女盗賊「ちょっと男…!」
男(…!)ハッ
薬屋「……痛いよ。離しておくれ」
男「……」スッ...
女盗賊「………」
薬屋「………」
男「………」
薬屋「……その子のことが、そこまで大切か?」
少女「」スゥスゥ...
男「……」
薬屋「私や、そこの女盗賊よりも?」
女盗賊「薬屋ちゃん……」
薬屋「男、お前はその子の何になりたいんだ?」
薬屋「まさか恋人ではあるまいし、友人というのも違うな」
男「………」
薬屋「…いや、最初から分かっているよ」
薬屋「──父親、だろう?」
男(……)
123Res/135.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20