33: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/11(水) 21:21:31.52 ID:ULa3Qe3C0
女盗賊「薬屋ちゃんっ」
ヒシッ(肩を組む)
薬屋「…何のつもりだ。それとちゃん付けはやめろ、不愉快だ」
女盗賊「あんた、男のこと好きなんでしょ」
薬屋「………だったらどうした?」
女盗賊「安心しなって。ウチは盗ったりしないからさ」
薬屋「……」ジロジロ
女盗賊「疑り深いなぁ……」
女盗賊「ウチが惹かれるのは金だけだから!」
薬屋「……はぁ、こんなのに男がどうこうされるわけないか」
女盗賊「さっきからこんなのこんなのって……もうちょっと敬意を払ってくれてもいいんじゃない?ウチの方が年上よ、一応」
薬屋「いいぞ、男。伝言役とやら、引き受けようじゃないか」
女盗賊(聞いてないし)
男「本当か。助かる」
薬屋「だけど!これは貸しだからな?」
男「……あぁ」
薬屋「後で忘れましたとは言わせないよ」
男「そんなことはしない」
薬屋「……」
男「……」
女盗賊(ウチは来る必要あったんかねぇ…)
ーーーーー
女盗賊「昨日なんか怪しい薬飲まされそうになったのよ!?珍しくお茶を出してきたと思ったら……男からガツンと言ってやってくれない?」
男「俺は別に、お前の仕事に差し障りが無いなら無視したいところなんだが……」
女盗賊「勘弁してよ、あの視線に晒されるウチの身にもなってよね…」
女盗賊「……気付いてるんでしょ?あの子の気持ち」
男「……」
女盗賊「隠す気もないみたいだしね、彼女」
女盗賊「あんたが一言、結婚してやるって言えば丸く収まる話じゃない」
男「…お前への牽制を諌めるためにか?」
女盗賊「それを抜きにしても、だよ」
男「………」
女盗賊「………」
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