少女「お兄、すき」男「そうか」
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30: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/09/11(水) 21:14:23.43 ID:ULa3Qe3C0

男「……それで、本題だったな。依頼の方は滞りない。何を根拠にしているのか知らないが、あと半数ほどで終わるらしい」

女盗賊「ようやく半分?そんな大量に
狂った動物共が湧くなんて……感染病か何かかね?」

男「さぁな。だが狂人が出たとの話は聞いていない。人体に害が無いなら気にすることもない」

女盗賊「そういうもん?」

女盗賊(なーんとなく、嫌な感じがするのよねぇ)

少女「お兄!はい!」スッ

男「ん?……葡萄酒か?頼んだ覚えはないが」

女盗賊「店主が気を利かせてその娘に渡したんじゃないの?」

男「この子が口をつけたらどうするつもりだ…」

女盗賊「熟してない葡萄酒なんて好むの、あんたくらいしかいないから平気よ」イヒヒ

男「そういう話ではないだろ」スッ

男「」ゴクリ

少女「お兄、どう?」

男「…旨いよ、ありがとう」ナデナデ

少女「むふー♪」

女盗賊「なんか、どんどん喋るようになってきたね」

男「理解力はあるからな。日に日に新しい単語を吸収している。……そうだな、この日の為に覚えさせた言葉があった」

男「少女」

少女「ん!」

男「この女の人の名前は?」

女盗賊「え!ウチのこと教えといてくれたん!?あんた良いとこある──」

少女「おバカさん!」

女盗賊「………」

男「……フッ」

女盗賊「……子供かっ」



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