魔術師「探偵業はじめました」剣士「消えた恋人を探せ!の巻」
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37: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:04:47.05 ID:9/hp5Brp0
魔術師「僕はこういうのが苦手だから単刀直入に聞くが、どうして青年くんの前から姿を消したんだ?」

セイレーン「恐くなったの...」

剣士「というと?」
以下略 AAS



38: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:05:40.92 ID:9/hp5Brp0
魔術師「それでどうしようもなくなって、海に逃げ込んだ訳か」

セイレーン「何も言わずにいなくなってしまって、本当にごめんなさい」

魔術師「それは僕達じゃなくて、青年くんに直接言うんだな」
以下略 AAS



39: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:06:22.20 ID:9/hp5Brp0
ハーピー「...そんなことないです!」

剣士「は、ハーピーさん?」

ハーピー「何かを変えるのに遅すぎるなんてことはありません」
以下略 AAS



40: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:06:59.39 ID:9/hp5Brp0
セイレーン「...うん、ありがとう」

セイレーン「あなたの言葉で、ちょっと勇気が出てきたみたい」

セイレーン「ちょっと恐いけど、足踏みしてても何も変わらないわよね」
以下略 AAS



41: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:07:48.54 ID:9/hp5Brp0
青年「あれ、魔術師さんじゃないですか。どうしたんです、こんな所まで」

セイレーン「!?」ザパッ

セイレーンは反射的に身を隠してしまうが、青年はそれに気付かず会話を続ける。
以下略 AAS



42: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:08:33.88 ID:9/hp5Brp0
青年「...行ってしまった。『お前達ふたりの問題だ』って言われても、ここには僕しか居ないんだけどなぁ」

セイレーン「いいえ、ここにいるわ」

セイレーンは意を決した様子で、ゆっくりと青年の前に姿を現した。
以下略 AAS



43: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:09:31.90 ID:9/hp5Brp0
青年「…会いたかった!!」ザパッ

セイレーン「ね、ねえちょっと!いきなり水の中に入ってきたら危ないわよ!」アセアセ

青年「どんな姿だって関係ないよ!またこうして君と会えたんだ、まずはめいっぱい抱き締めなくちゃ!」ギュゥゥゥ
以下略 AAS



44: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:10:07.26 ID:9/hp5Brp0
同時刻。

魔術師「なあ」

剣士「なにさ魔術師さん!今猛烈にいい所なんだから大人しくしてて!」コソコソ
以下略 AAS



45: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:10:44.51 ID:9/hp5Brp0
〈次の日、探偵所にて〉

青年「…ということで、無事に彼女と再会できたのは剣士さん達のおかげです!ありがとうございました!」

剣士「いえいえ、一番の功労者は何を隠そう青年さんだよ!」
以下略 AAS



46: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:11:19.53 ID:9/hp5Brp0
青年「そうだったんですか?てっきりこの探偵所を生業にしてるのかと」

剣士「あの人、一応魔法の研究が本職なんだって」

剣士「単純に魔法を使う人を『魔法使い』って括るんだけど、その中でも魔法研究に携わる人達は『魔術師』って呼ばれるんだってさ」
以下略 AAS



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