魔術師「探偵業はじめました」剣士「消えた恋人を探せ!の巻」
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37: ◆m6oSrzv57o[saga]
2019/09/08(日) 20:04:47.05 ID:9/hp5Brp0
魔術師「僕はこういうのが苦手だから単刀直入に聞くが、どうして青年くんの前から姿を消したんだ?」

セイレーン「恐くなったの...」

剣士「というと?」

セイレーン「私はね、変身魔法で人間に変身して、海辺を歩くことが大好きなの」

セイレーン「セイレーンの身体じゃ辿り着けないような、陸地の色んな景色を見るのが好きだったわ」

セイレーン「でもある日、いつものようにここを散歩していたらあの人と出会ってしまったのよ」

剣士「青年さんだね!」ワクワク

セイレーン「青年くんと知り合ってからは毎日が楽しかったわ」

魔術師「青年くんと会うために、毎日変身魔法を使って人間に変身してたんだな」

セイレーン「その通りよ。けれど、正体を隠して交際し続けるのにも限界があるわ」

セイレーン「会う度に複雑な感情で胸が締め付けられる...。そんな時だったの、青年くんからプロポーズを受けたのは」

セイレーン「結婚を申し込まれた時はもちろん嬉しかったわ。けれど、時間が経つにつれてどんどん現実に引き戻されていくの」

セイレーン「このまま、自分の本当の姿を見せないまま結婚なんて出来るのかって」

セイレーン「そうして夕食の後に何気なく新聞を読んでいたら、今までのぐちゃぐちゃした感情が込み上げてきて...」



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