【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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105: ◆a0UdM47R7d2e[saga]
2019/09/07(土) 22:17:43.98 ID:rjqTezbP0
ともあれ、ミア達は村落跡を見下ろす位置に到着した。
ヴォルフはミアをそっと降ろし、村の方向を示す。


「ほれ、見えるか?
 開拓村跡だ。
 いるなら間違いなくあそこだろうよ。
 人の建てた家は連中の大好物だ」

「は、はい、なんとか。
 あそこに、ゴブリンが……」


太い指が伸ばされた先、木々の密度が薄く幾分か見通しの良いそこからは確かに家々が見えた。
僅か二十軒ほどのほんの小さな集落がそこにある。

とはいえ規模の割には作りは堅牢だった。
道が消え去るほどの年月を経たとは思えないほどに家屋に綻びは少ない。
朽ち始めてはいるものの未だ原型をしっかり留めている。
周囲を囲う獣除けの柵も壊されたような部分はあるが自重で倒れたりはしていないようだ。



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