【安価】安価ファンタジー冒険者で地の文多めのマジメなやつ
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◆a0UdM47R7d2e
[saga]
2019/09/07(土) 21:26:33.90 ID:rjqTezbP0
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しかし、意気込みだけで何とかなりはしなかった。
ミアの足腰は山を登り始めてすぐに限界を迎えていた。
ミアとて山登りを甘く見ていたつもりはない。
だが想像が足りていなかった事は確かだろう。
足元が傾斜している。
その一点がこうも苦しいのかと震える足を抑えてミアは唸った。
一歩一歩に必要な力がここまでとは段違い。
道が無いのは同じだが、転ぶだけで済んだ平地と違い滑落の恐れもある。
その上。
「……っ!?」
ほう、ほう、と何かが鳴いた。
思いの外近かった音にミアは慌てて周囲を見渡すが、何も見つからない。
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