【ゆゆゆ】大門大は喧嘩番長である【デジモンセイバーズ】
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23: ◆BHtXRZieJ2[sage saga]
2019/09/02(月) 00:02:10.17 ID:FLSfTvtL0
「大さん、本当に行っちゃうんですか?」

「ああ、冒険が俺を待ってるからな。友奈、今まで世話になったな」

天の神との最終決戦から数日後、勇者部は大赦にて大とアグモンとの最後の別れを惜しんでいた。
大のデジタルワールドへの転送は、倉田が残していたデジタルゲートが用いられる事となった。
天の神との融合が完了した暁には、全ての並行世界の支配を企んでいた倉田。
真っ先にデジタルワールドを消滅させるつもりだったらしく、ゲートの転送先はデジタルワールドに設定されていた。

「大さん、あなたには本当にお世話になりました。なんとお礼とお詫びをすればいいのやら…」

仮面を外した素顔の安芸が、深々と頭を下げる。
大をこのデジタルゲートに案内したのは、他ならぬ彼女である。
大は安芸の緊張を解くような軽い口調で語りかける。

「いいって事よ。それより、これからは教師として、一人の大人として、
 こいつらをしっかり面倒みてやってくれよ!」

「はい…」

「あー…それと最後に、東郷ちょっといいか?」

「はい?」

大がゆっくりと東郷の元へと歩み寄り、静かに耳打ちする。

「しっかり頑張れよ。友奈との事、応援してるぜ」

「なっ!?」

「兄貴ー!早く早くー!!」

赤面する東郷の様子にも気づかず、アグモンが呑気な声で大を呼ぶ。
大はその呼びかけに応え、転送カプセルの中に入る。

「わぁーってるよ、アグモン!じゃあな!みんな達者でな!!」

大は最後にそう言い残し、アグモンと共にこの世界を去ったのだった。


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