【ゆゆゆ】大門大は喧嘩番長である【デジモンセイバーズ】
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22: ◆BHtXRZieJ2[sage saga]
2019/09/02(月) 00:00:51.61 ID:FLSfTvtL0
「神樹様」

「人は、いろんな人がいます」

「それでも、本当に人を救おうというなら」

「人を、信じてくれませんか?」

夏凛が、樹が、風が、園子が、神樹へと語り掛ける。
彼女たちが言葉を紡ぐたび、その周囲には歴代の勇者や巫女の英霊たちが姿を現してゆく。
その中には、東郷のかつての親友とおぼしき姿も見受けられた。

「銀…」

「そういう事だ神樹。こいつらは…人間はもう神の助けを必要とするほど、弱くはねぇんだよ。
 ここはひとつ、大人しく引き下がっちゃくれねぇか?」

勇者部と大の説得に、神樹は無言で触手を引き下げる。
そして、光を放ちながら静かに消滅していった。
残された力の全てを使い、世界を本来あるべき姿へと再生したのである。

「分かってくれたみてぇだな」

安堵の笑みを浮かべる大。
それにつられるように、勇者たちは歓喜の声を上げるのだった。



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