【ゆゆゆ】大門大は喧嘩番長である【デジモンセイバーズ】
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◆BHtXRZieJ2
[sage saga]
2019/09/01(日) 23:26:47.49 ID:HkO0ZzqI0
◇
大赦からの連絡により、歴代の勇者たちが祀られている石碑へと呼び出された勇者部一同。
そこで彼女たちを待ち受けていたのは、小学生時代の園子と東郷の担任教師であり、現在は大赦の神官である安芸であった。
安芸の口から告げられたのは、必ず神婚を妨害しに来るであろう天の神の攻撃を防ぎきり、神婚を成立させよ、という指示。
「安芸先生…すっかり変わっちゃったね…
悪いけど、神婚なんて絶対にさせない。今、わっしーにも来てもらうからね」
かつての師の変わり果てた様子を目の当たりにし、落胆する園子。
園子はスマートフォンを取り出し、東郷へと連絡する。
「わっしー、緊急事態だよ。すぐこっちに来てくれる?
場所はミノさんの…」
園子と東郷の通話の最中、突如として勇者部全員のスマートフォンのアラームが鳴り響いた。
明らかに通常の樹海化警報ではない。
「来たようですね…」
安芸の呟きに呼応するように、空は紅く染まり、暗雲が立ち込める。
そして、紅の空に全ての元凶である巨大なる異形、天の神がその姿を現した。
困惑する勇者部とは対照的に、安芸は淡々とした口調で告げる。
「先程お伝えした通りです。これが最後のお役目。
敵の攻撃を神婚成立まで防ぎ…」
『おぉ〜〜っと!その必要はありませんよ!』
安芸の言葉を遮り、緊迫したその場の雰囲気をかき消すように高揚した声がどこからか響き渡る。
勇者部と安芸が声の主を探り、振り返る。
すると、天井部にパラボナアンテナのような装置を載せた一台の大型車両が猛スピードで接近しつつあった。
どうやら先程の声は、あの車両の内部からスピーカーで拡散したもののようだ。
車両は急ブレーキをかけて停止すると、再び内部から声が発せられた。
『あなた方が戦う必要なんてありません!友奈さんから聞いていませんでしたか?
世界を救う方法は、神婚以外にもうひとつあると!それを実現させる装置がようやく完成したのですよ!』
車両に搭載されたアンテナが可動し、上空へと先端が向けられる。
そして、天の神へと向けてアンテナから一筋の光が放たれた。その光線が天の神へと命中する。
直後、異変が起きた。それまで進攻を続けていた天の神の動きが、突然停止したのだ。
異変はそれだけではない。天の神の円盤状の身体の中央部が、内部から盛り上がり、変形してゆく。
それは次第に人面を形成しつつあった。
そして、変形が納まり、完全に形成された人面は両眼を見開き、先程の車両から発せられたものと同じ声で高らかに宣言する。
「はぁーはっはっはっ!どうです、見ましたか!
この私の優秀な頭脳!最先端の科学!魔王ベルフェモンをも屈服させた強靭な精神力!
それらを駆使すれば、天の神といえど無力!私こそが真の神なのですよ!」
大赦と深い繋がりを持つ園子には、その顔面に見覚えがあった。
それは勇者システムの開発担当の最高責任者にして、かつてのDATSの科学者、倉田 明宏その人であった。
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