40: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2019/09/01(日) 01:23:05.26 ID:EuHZjDgH0
令「いろはさんの動きを見てなかったの? このはさんがやちよさんを追ったからあなた方のフラッグがフリーになった。それをいろはさんが取った。いろはさんはフラッグを手に持ったまま、自分を矢にしてやちよさんに向けて撃った。それをやちよさんが水の魔法をクッションにして受け止めた」
葉月「自分を矢にして撃った?!」
このは「なっ、なんてこと・・・。そんな技があったなんて・・・」
葉月「・・・・・ふっ、あはっ。あっはっはっは!」
このは「葉月・・・・」
葉月「あはっ・・・あっはっは・・・。参ったねぇ・・・まさかそんな奇策を持っていたなーんてー・・・。さすがにそこまでは予想が付かなかったな〜・・・・」
このは「・・・・・・」
葉月「あは・・・はは・・・・。はぁ・・・。悔しいなあ・・・ここまでやったのに・・・」
鶴乃「あ、あの・・・」
葉月「・・・・・あっ、これはすみません、みっともないところ見せてしまって。いやいや、お見事でしたねみかづき荘さん。アタシらの負けです」
葉月「それと、鶴乃さんには不快なハッタリをかけてすみませんでした」ペコリッ
鶴乃「ううんっ! それはいいの! ウソを見抜けなかったわたしが未熟なだけ・・・」
鶴乃「それより・・・良かったらこれ、何かの足しになるかと思って・・・あげるから・・・」
葉月「これは?」
葉月(メモ帳を切り取ったような紙で、何か書いてある? えっと・・・)
葉月「万々歳割引券。・・・ですか?」
鶴乃「本当は優勝賞品だから、これは内緒ね? こんな簡易的な物でも、ちゃんと使えるよう、うちのお父さんにも言っておくから」
鶴乃「参京区に住んでるんだよね? 万々歳も参京区で元気よく営業中だから! 万々歳はひいじいちゃんと、じいちゃんが築いた由比家の誇りだから! でも気軽に来て!」
鶴乃「それに冷やし中華始めましてるから! 今しか食べられない限定だから!」
葉月「・・・ありがとうございます鶴乃さん。アタシが生活が苦しいって言ったの気遣ってくださっているんですね。嬉しいです」
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