夕立「ボ、ボコフェス連れてってっぽい!!!!!!!」
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98: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/08/27(火) 22:10:34.65 ID:8agroj4w0


「ぎゅぎっ」


振り落とされた肉切り包丁は、鳴神の顔面を両断する。顔の皮が本の閉じ目のように中央へと寄り、砕かれた前歯がレール上を跳ねる


「コ、ココココココココココ、ビ、ガビ、カ……」


喉からではなく、腹に当たる位置から奇妙な音が痙攣と共に鳴り響き、それが止んだ瞬間


「」


彼の身体は、先の方から灰に変わっていった


(#T)「お前っ……」

(,,⁻Д⁻)「待て、一服させろ。それに見ろ。どうやらゲームクリアだ」


灰に変わっていくのは死体だけじゃない。地面が、レールが、天井が、ボロボロと崩れ落ちていく
その先からは、照明など目じゃないほどの強烈な光が漏れだした。太陽に似た、暖かい光だった


( T)「……」


怒りを忘れ、見惚れてしまうほど、美しい光だった


(,,゚Д゚)「フゥー……我慢ならなかった。『善き人』に手を下さないと言ったアンタが、手遅れだとは言え、『恩人』を殺すのに」

( T)「……珍しく、情に動いたな」

(,,゚Д゚)「そうかもな……それに、こんな仕事は俺の方が慣れてる。適材適所さ」

( T)「一端の口を利きやがって……」


城の崩壊は光が強まる度に速度を増し、地面ですら無くなっていく
いよいよ眩さに耐え切れず、瞳を閉じた。意識は、眠りに誘われるように深く、深くへと――――


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