夕立「ボ、ボコフェス連れてってっぽい!!!!!!!」
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93: ◆L6OaR8HKlk[sage saga]
2019/08/27(火) 21:58:56.98 ID:8agroj4w0
レールの外では意地悪な継母と義姉が笑い、シンデレラが涙ながらに床を拭いている
物語の序盤だ。ハッピーエンドまではまだ遠い。逸れたあいつらとの距離を表しているようだ


(;T)「アンタはどうしてまともなんだ!?」

(;∵)「そ、そ、それはきっと、ま、ま、魔女のベースとなっている、む、む、娘の、さ、さ、最後の抵抗だろう。す、す、『スイーパー』の種も、う、う、植え付けられなかった」

(;T)「祟り神か……人間の体裁を保った奴を残すのは、『崇拝』による存在維持の為か?」

(;∵)「そ、そ、その通りだ。く、く、詳しいな」

(;T)「少し前に説明を受けてな」


貞子襲来の際にあきつ丸から『怪異とは人から恐れられることで力を得る代物』と聞いた
魔女は世界を維持し、奴を恐れ、崇拝する『拉致被害者』が魔女を維持する。何とも自分勝手なシステムだ


(;∵)「つ、つ、詰めが甘かったが、き、き、着ぐるみや『クラフトマン』の、た、た、大半を殺している。ま、ま、魔女も、お、お、追い詰められている」

(;T)「待てよ……今の魔女の依り代は……」

(;∵)「も……もう手遅れだ!!わかっているさ!!都合の良い妄想に逃げ込んでいたツケだ!!君たちの責任じゃない!!」


魔女は依り代を交換する。ここでの『依り代』は、バッテリーに相当する物だろう。尽きれば、ゴミだ


(;∵)「だから頼む……この連鎖を断ち切って欲しい……む、む、娘を、解放してやって欲しい……」

( T)「……」


言葉が尻つぼみになっていくと同時に、走る速度が落ちていく彼の肩を、後ろから支えた
受けた恩を蔑ろにはしない。それが彼の『救い』になるのなら


( T)「勿論だ、急ごう!!」


これ以上の恩返しはない


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