223:名無しNIPPER[saga]
2019/08/24(土) 10:49:57.33 ID:OUaUBzd30
アズラエル執務室
アズラエル「はぁ…覚えて無い。じゃ困るんですよね」
俺「……。」
アズラエル「良いですか?貴方が発見された時に乗っていたあのMSの残骸。解析した結果、アレにはこの世界では存在しないオーバーテクノロジーの技術が装甲、コックピットにびっしり」
アズラエル「そして何より、このご時世に核融合炉を持つMSなんて聞いた事がありませんよ」
俺「…。」
アズラエル「そもそもこの世界はかつて核融合の小型化には失敗し、諦めちゃってるんですよね」
アズラエル「最初はまたコーディネイターがやってくれたのかとも思い調べさせましたが、それもまた違ったようで」
アズラエル「貴方の着ていたあの黒いパイロットスーツも何処の軍も採用していない」
俺「…。」
アズラエル「ぶっちゃけ、貴方は何者なんです?僕が知りたいのはそこなんですよ」
俺「…分かりません。…俺にも自分の記憶が無いんです」
アズラエル「…。」
俺「今の俺が思い出せるのは、俺の名前は俺って名前だけで…」
アズラエル「…。」
俺「俺がいったい何なのかなんて…」
アズラエル「あーあ、そうですか!できれば貴方の口から自白して貰いたかったんですが、そこまで強情なら貴方の身体に直接聞いてみるしかありませんねえ」
俺「身体に…?」
アズラエル「…。」ヒソヒソ
警備兵「…はっ!」
俺「??」
警備兵「来い!」スタスタ
俺「あ…」スタスタ
扉「」バタンッ
アズラエル「うーん。僕の目も濁ってしまったかな。彼の存在はコーディネイターを倒す鍵になるのかと一瞬は期待したのですが」
アズラエル「青き清浄なる世界の為にね」
ーーそうして、俺はロドニアのラボと言う所へ送られ、薬漬けにされて身体のあちこちを調べられる事になった
助けてくれた…と思ってたのは俺の勘違いで、俺はどうやら運悪く最低な人間に拾われてしまったみたいだ…
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