70: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/23(金) 07:57:47.50 ID:QgvHefg/O
眼鏡娘「……男くんは、私の話信じてくれたの?」
男「信じたとしたら、こう言うだろうなってのを言ってみたんだ」
眼鏡娘「なにそれ」クスッ
男「……正直、元気娘さんがああなった理由は俺にもよく分からん」
男「ただの偶然か、あるいは本当に眼鏡娘が願ったからそうなったのか……」
眼鏡娘「………」
男「……というか、だ」
男「そもそもこの世界自体、眼鏡娘が願ったから生まれたものじゃないかもしれないよ?そのアプリだって"願いを叶えてくれるアプリ"と何の関係もなくて、誰かのイタズラかもしれないし」
男「それにさ、元気娘さん生きてるじゃん」
男「それこそ眼鏡娘があの子のこといなくなって欲しいって願ってたなら、この世界に来た時点で元々いないだとか、命を落とすだとか、そういう未来だってあり得たわけだろ?」
男「ただの偶然の可能性の方が高いと思うし、仮に眼鏡娘が願ってそうなったんだとしても、元気娘さんは生きてるんだから、心の中では生きてて欲しいって思ってたんだよ」
男「な?」
眼鏡娘「──」
眼鏡娘「」カオウズメ
眼鏡娘「……男くんに打ち明けて正解だった」
男「どうよ、俺の推理力」エッヘン
眼鏡娘「……惚れ直したよ…?」ウワメヅカイ
男「…っ」ドキッ
男「……そっか」
眼鏡娘「……」
眼鏡娘「……いつもいつも、助けてくれる」
眼鏡娘「男くんは私のヒーローだよ」ニコッ
男「…おう」
男「呼べばいつでも……なるべく駆け付けてやる」
眼鏡娘「そこは嘘でも断言してよ」フフッ
男「努力する」ヘヘ
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